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椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニア

発生平均年齢 3~7歳。しかし、若齢の子でもなることがありますし、高齢になるほど多くなります。
好発犬種 ミニチュアダックス、トイプー、コーギー、パグ、シーズー、ビーグルなど
特徴

突然発症し、激しい痛みのため動かなくなる。

飼い主さんの稟告では『抱っこすると鳴く』、『段差を登らなくなった』というものが最も多いです。
グレード3以上では歩行不能。

特徴

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椎間板ヘルニアはミニチュアダックスで有名で胴が長いからなりやすいと思っている方が多いですが、実はそうではなく体質的な問題から発生します。

上記した好発犬種は軟骨異栄養犬種といわれ、椎間板の中にある髄核という部分が石灰化してそれを覆っている線維輪という膜を偶発的に突き破って突出し、脊髄に圧迫や損傷を与えることにより発生します。

椎間板ヘルニアが発症するとワンちゃんは非常に強い痛みを感じ、抱っこするとキャンと鳴いたり、背中を丸めたような姿勢をとる、あるいは段差の昇り降りができなくなるというような軽い症状から、四肢あるいは後肢の完全麻痺に至ることまであります。

どんな治療をするの?

椎間板ヘルニア

胸腰部の椎間板ヘルニアは5つのグレードに分類されます。そのグレードにより治療は大きく内科治療と外科治療に分けられます。

内科治療ではステロイド剤が用いられ1~2週間ほどの治療で改善が見込めます。

5つのグレード

  • 《グレード1》

    疼痛。内科治療により90%が改善。

  • 《グレード2》

    歩行は可能だが足がもつれる。内科治療により90%が改善。

  • 《グレード3》

    歩行不能な不全麻痺~完全麻痺。外科治療によりおよそ90%が改善。

  • 《グレード4》

    歩行不能な完全麻痺。自力で排尿ができない。外科治療によりおよそ90%が改善。

  • 《グレード5》

    グレード4の症状に加え深部痛覚と呼ばれるものが消失。
    10%が脊髄軟化症という病態を起こすことがあり、1週間ほどで死に至ります
    外科治療により25~50%が改善。

椎間板ヘルニアの経験がない飼い主さんはグレード1の症状を呈しているワンちゃんをみたとき、ご飯を食べてるから普通に歩けているから少し様子をみようと考えてしまう方がいますが、グレード1でもワンちゃんはかなりの激しい痛みを感じています。

とくにミニチュアダックス、トイプー、パグなどの好発犬種と生活している方は、こういう病気があるということを覚えておいて、似たようなことがあったらすぐに受診してあげると、より早くワンちゃんたちの痛みをやわらげてあげられます。